国外へ飛び立つ若き挑戦者たち

私が主宰するオンラインサロンで経営者・起業家向けの「3x」の会員さんで、本社のある高松周辺だけでなく、東京へもスケールして事業展開をしている経営者がおられます。その方の長男が、先月末に英国へと飛び立ちました。目指すイスラエルの大学への準備として英語を集中強化する目的で、ケンブリッジに滞在中です。その彼が、今週から私のもう一つのオンラインサロンであり、教育や非営利事業に興味のある方向けの「抹茶ラテ」に参加してくれることになりました。大変嬉しいですね!

私と妻が約7年間ほど行ってきた、非営利コミュニティ活動である「おとなの寺子屋」ですが、ここから、国外へ飛び立つ挑戦者たちが続々現れてきており、大変頼もしくまた嬉しい限りです。先月中旬に、1人はエストニアの大学へ、1人は米国の大学へ、しかも2人ともスカラーシップ(返済義務のない奨学金)まで獲得しての飛躍です!加えてもう1人も米国の大学へじき飛び立ちます。「(おとてらからの)卒業」と呼ぶのも変な感じですが、ここで大きな刺激を受け、私のアドバイスを取り入れつつ夢を固めて行った経緯があるので、多少の貢献はできたかなと「てらこや先生」としては誇らしく思います。

そもそも最初は、保護者の皆さんが「おとてら」に参加してくれて(だから「『大人の』寺子屋」です)、その話を聞いて興味を持った子供たちを連れてきてくれ、そのうちに彼ら自身もそこでの「常連」となって参加を続け、数年後には、彼らにとって海外留学がただの「憧れ」ではなく、大学進学の「現実的選択肢の1つ」となりました。冒頭の社長さんの長男も、地方都市でずっとイスラエルで研究者になりたいという憧れを持っていたところに、私が2年ほど前に香川に流れ着いた際に、ローカル友人の紹介で父親→息子と出会えたことが全てのはじまりでした。その後に香川で複数回行った「おとてら」へ彼も参加してくれたのです。

しかし、私がしたことと言えば、彼らが既に持っている情熱と憧れに油を加えて風を送りながら、普通とはちょっと違う角度から窓を開けたに過ぎません。それだけで、若者たちは着実に道を作って進むことができる。40名ちょっとが常連の小さな活動が、最初の4年間で4名の優秀な留学生を生むという実績は想像以上!そんなことをしみじみと思った週末でした。みなさん、引き続きの精進を祈念しています!

“Never doubt that a small group of thoughtful, committed citizens can change the world; indeed, it’s the only thing that ever does.”  — Margaret Mead

(写真は、2018年冬に家族旅行で訪れたエストニアのタリン空港にて…タリンも大好きな街のひとつです)

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