遺伝学は差別意識を解消するのに役立つか?

「我々とは何か」を考える際に、現代科学は哲学や文学や宗教と同じかそれ以上に、我々に示唆を与えてくれます。【People who have taken a genetic ancestry test are more likely to self-identify as multiracial, according to a new study.】とありますが、遺伝学というリテラシーが、人々が差別的な視点から離れた意識を持つことに貢献しているらしい、という研究結果。

https://greatergood.berkeley.edu/article/item/how_genetic_tests_change_the_way_we_see_our_race?utm_source=Greater+Good+Science+Center&utm_campaign=b812bfec44-EMAIL_CAMPAIGN_GG_Newsletter_June_10_2021&utm_medium=email&utm_term=0_5ae73e326e-b812bfec44-51875847

「知る」ということは本来「専門バカ」を作る作業とは真逆にあり、「より自由に考える」ための頼りになる営みです。己を解放するためには、周囲も、己も知らねばなりません。この部分を鍛える大きなきっかけとなるリベラルアーツについては、ぜひとも力を入れて学んでほしいですね、特に大学では。

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