老舗の覚悟と外需へのボヤージュ

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江戸時代から続く老舗だからこそ自己変革のために世界に目を向ける。非常に大事なことですよね。「外国嫌いやから内需だけで行きますわ!」というのは、実は「かっこいいこだわり」でも何でもない。喩えて言えば、「我が家のシキタリと価値観以外は怖いんで、高齢両親の元でずっと引きこもりまっせ!」と宣言している45歳の引きこもりの人と同じこと。

それがかっこよく聞こえるなら、内向きガラパゴス化もここに極まれり。これは恥ずかしい、何とかせんと…と思いオープンマインドを心がけ外洋へ漕ぎ出すことができれば、学びはまだまだ続き、そこから構造不況への処方箋も見えてきます。「老舗が外に開いていく」のと、「外からの刺激で老舗が潰れる」のとは全く異なる現象です。後者は、ただ自分が弱く準備不足なだけ。これ、香川で多くの「老舗」寺院や神社と触れ合っていると痛感しますね。バランスよく試行錯誤されている5%と、そうではなく「ゆでガエル」になっていくのを待つ95%との差が著しい。自分が、前者を精進したいが力不足なのか、後者で開き直っているかの分類をすることから、伝統と革新のバランスと取る業務が始まると考えます。

ちなみに、「ハラル認証機関」で地球最大のものを持つのは、私の拠点の1つであるマレーシアの政府系認証機関です。イスラム教が「国教」と憲法に規定されているが、多種多様な宗教がとても仲良く共存している、かなりの都市型国家、そして英語が公用語として機能しているマレーシアの優位性ですね。これがインドネシアだと英語の部分が弱くなり、宗教的多様性の視点でイスラームに傾き過ぎるし、シンガポールだと逆にイスラームの部分の比率が弱くなる(華人系が人口の6割)。MYが持つ絶妙な地政学的ポジションなのです。

私の今後の7年間は、この辺りの新たな学びが爆発するのだろうなと感じています。私の最初のビジネスパートナーとなったアメリカ人の親友のBrianは同じCAL卒のムスリムでした(仏教とイスラムとの非常に楽しいinter-religious dialogueをしたことを思い出します)が、ASEAN諸国におけるムスリムの親しい人間はまおらんので、仲良くなって彼らとぜひ新たな教育やビジネスを仕掛けていきたいですね。